2025.03.06

慌てず、焦らず、子どもの力を信じる



ノートルダム清心女子大学の理事長を、長年にわたって務められてきた、渡辺和子さんの著書に「置かれた場所で咲きなさい」という本があります。


その本の中に、このような言葉が書かれてあります。


「どうしても咲けない時もあります。

雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、そんな時には無理に咲かなくてもいい。

その代わりに、根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。

いつか大輪の花を咲かせるために」と。


きっと、子育てをしていれば、思うように行かないことばかりですよね。

「なんで、うちの子は、こんなこともできないのだろう。いつになったら、ちゃんとできるのだろう」と、不安や心配な気持ちになることもあります。


しかし、先ほどの言葉の通り、子どもたちは、今、下へ下へと根を張っている時期なのです。


才能が、早く開花する子もいるでしょう。

少し遅れて、みごとな大輪を咲かせる子もいるでしょう。


そのタイミングは、僕たち大人がコントロールできるものではありません。

だからこそ、我が子の力を今こそ信じる時なのです。