2018.08.04

なぜ僕が今、この仕事をしているのか

 

僕は、埼玉県にある
開智高等学校の野球部出身です。

 

 

 

僕の高校は、偏差値が高く
進学校ということもあり、部活動には
それほど力を入れていない学校でした。

 

 

 

僕は、勉強することよりも
野球をすることのほうが好きだったので、
入学当時は、こう考えていました。

 

 

 

「勉強はできなくてもいいから、
野球部に入ってレギュラーになって、
活躍して、女の子からモテるんだ」って。

 

 

自信満々で、野球部に入部しました。

 

 

実際に入部してみると、厳しい先輩もいて、
野球部独特の理不尽な出来事もありました。

 

 

 

僕は肩が強かったということもあり、
監督やコーチに期待されて
ピッチャーをやらせてもらいました。

 

 

「俺は将来エースピッチャーになるんだ」
そんな思いで練習していました。

 

 

 

 

しかし、
コントロールがあまりにも悪く、
ストライクが全然入りませんでした。

 

 

 

僕はすぐにピッチャーをクビになります。

 

 

どんどん自信がなくなりました。

 

 

「俺なんて生きている価値がない」

 

 

 

 

野球で失敗しただけなのに、
当時の僕は本気でそう思っていました。

 

 

 

 

レギュラーになり、
スタメンで出た事もありましたが、
メンタルが弱く、チャンスで打てず、
大事な場面でエラーを繰り返すような
選手になりました。

 

 

 

 

 

僕はあまり努力もせず、
自分の可能性を信じることができず
限界を決めてしまっていたのです。

 

 

とうとう、
あんなに大好きだった野球が
大嫌いになりました。

 

 

結局、僕は3年間、
一度もレギュラーに定着することはなく、
ずっと背番号二桁の補欠選手でした。

 

 

 

自信を失っていた僕は当然、
女の子からもモテるはずがありません。

 

 

「俺なんて才能がないんだ」

 

「なんのために野球をやっているんだろう」

 

「もうこんなに嫌な思いをする野球は辞めよう」

 

 

何度もそう思いました。

 

 

辞めようとしたものの、

 

 

 

「俺たちなら絶対できるよ」

 

「俺も辞めたいけど最後の夏まで頑張ろう」

 

「最後までやり抜いたらきっとなにかが残るよ」

 

 

 

仲間と励まし合いながら、
なんとか続けました。

 

 

仲間のおかげで
最後まで野球部でいることができました。

 

 

 

 

昔の僕は、自分の可能性に
まったく気付くことができず、
すぐに諦めてしまう人間でした。

 

 

 

だからこそ、今、僕の体操教室に
通ってくれている子どもたちに
伝えたいメッセージがあるんです。

 

 

 

「自分の無限の可能性に気付いてもらいたい」

 

「絶対に夢を諦めてほしくない」

 

「限界を決めないでほしい」

 

「失敗は挑戦したことで得られる価値なんだ」

 

「みんなは生きているだけで素晴らしい存在なんだよ」

 

 

 

 

そんな想いがあって
僕は今、子どもたちの可能性を伸ばす、
この仕事をしています。

 

 

 

 

ダメな子なんて一人もいないんです。
みんな本当は天才なんです。

 

 

そのことに本人も周りの人も
気が付いていないだけで。

 

 

 

 

高校野球のあの経験のおかげで
今の僕の仕事があります。

 

 

 

人生に、意味のない出来事はありません。

 

 

 

 

僕は、これからも絶対に夢を諦めません。
夢に向かって努力をし続け、行動していきます。

 

 

 

あのダメダメでメンタルが弱かった、
当時15歳の僕に言いたいんです。

 

 

 

「お前の可能性は無限だぞ」って。

 

「すぐに諦めちゃダメだ」って。

 

「ちょっと失敗したぐらいで挫けるな」って。

 

「もっともっとやれることあるよ」って。

 

 

 

 

だから、僕はこれからも
キッズフォーユークラブの体操教室に
通ってくれている子どもたちに伝えていきます。

 

 

 

 

たとえ今、子どもたちに伝わらなくても、
いつか伝わる未来が来ると信じて語ります。

 

 

 

 

こんなに人から喜ばれる仕事ができて、
僕は今、本当に幸せです。

 

 

 

 

いつも本当にありがとうございます。

 

 

 

 

 

キッズフォーユークラブ

代表、大城望