2024.02.06

信じた通りになる



2年半前の話です。1日のレッスンが終わった後に、最後まで残っていた小学生の男の子がいました。

彼は、教室の掃除を手伝ってくれる心優しい子です。


僕がトイレ掃除をしている時、それを見た彼が僕に近づいて、こう聞いてくれました。

「大城先生は、なんでそんなにトイレを綺麗に掃除してるの?」と。


僕はこう答えました。

「それはね、毎日トイレを綺麗に掃除すると、仕事が上手く行くんだよ。だから、ピカピカに掃除するの」と。


すると彼は、とても驚いた表情をして、「そんなの信じてるの?」と言いました。

「そうだよ。信じた通りになるんだよ」と、彼の目を見て、僕は伝えました。


子どもたちとの毎日の何気ない会話のキャッチボールですが、今は伝わらなくても、彼らが大人になった時に、少しでも、言葉の数々を思い出してくれることを信じて、僕たちは仕事をしています。


「あの時、先生はこんなことを言っていたなあ」と、大きくなった彼らが思い出して、その時に少しでも未来の希望に繋がればと思っています。


それが僕たちの仕事です。

人生は自分が信じた通りに必ずなるものです。