2021.09.23

小学生の僕が言われたこと


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小学3年生の頃の話です。
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僕は、周りの子と比べて勉強や運動がよくできたわけでもなく、ごく普通の小学生でした。
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当時の担任は、橋本先生という明るく元気な女性の先生でした。
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授業中、橋本先生が何か言うたびに僕は「や〜だもん!」と言って、あまりにも何もやらずに居たので、「ヤダモンちゃん」という、あだ名で先生から呼ばれていました。
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ある日、体育の授業で活躍している僕の姿を見て、コッソリ僕のことを呼んで、橋本先生はこう呟いたのです。
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「ヤダモンちゃんって、運動の天才ね!」と。
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その日から僕は、「運動の天才なんだ!」と、思い込んでしまいました。
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先生のたった一言で、僕はどんどん難しい運動にも果敢にチャレンジする様になり、いつの日にか「や〜だもん!」とは一切言わなくなりました。
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橋本先生は、小さな僕に魔法を掛けてしまったのです。
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それも、僕の人生を大きく変える言葉の魔法を。
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僕がこの仕事をしているのは、間違いなく、あの時、橋本先生に言われた「運動の天才ね!」のおかげです。
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さあ今度は、僕が子どもたちに魔法を掛ける番がやって来ました!
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