先生の一言は、子どもの人生を変える影響力がある
あなたには、先生から言われた一言によって、大きく人生が変わった経験はありますか。
そうですよね、僕にもありました。
僕は、高校時代の3年間ずっと同じ男性の先生がクラスの担任でした。
その先生は、日体大ラグビー部出身の“体育の先生”で、見た目は少し怖そうですが、とても優しくて面白い先生でした。
僕は、高校時代あまり勉強をしなかったため、模試を受けると毎回学校内で最下位か、最下位から二番目ぐらいの成績で、同じ学校の生徒の中で偏差値もダントツに低い学生でした。
そんなある日のこと、担任の先生から職員室に呼び出されました。
「お前はもっと勉強しなさい!このままだと大学に行けないぞ!」と言われるのかと思い、恐る恐る職員室に入り担任の先生の前に行きました。
すると、先生は優しい目で僕を見てこう言うのです。
「大城は運動がとても得意で、リーダー気質があるから、体育の先生に向いているよ!日体大に進学して俺の後輩になって、将来は体育の先生を目指してみないか」と。
僕はびっくりしました。
成績不振で怒られるかと思いきや、そのことには一切触れずに、僕の得意なところや、良いところを伝えてくれたのです。
僕は、その担任の先生の一言で「たしかに、ボクは運動も得意だし、小さい子どものことも大好きだから、将来は体育の先生になるのも良いのかもしれない」と思い始めました。
その後、体育の先生の免許が取れる大学へ進学することを決意し、僕は一生懸命に勉強をするようになったのです。
それまでは、勉強する意味を見出せずにいた僕ですが、「体育の先生になるんだ!」と自分で決めた時からは、ちょっぴり勉強が楽しくなりました。
高校生の時に、担任の先生からの“あの一言”が無ければ、僕は今ごろ先生をやっていなかったのかもしれません。
僕も、あの時の担任の先生のように、子ども一人一人の得意なところや、良いところを発見して、それを伝えられる先生になります。
先生という職業は、良くも悪くも子どもの人生を大きく変えることができてしまう仕事です。
僕たちおおしろキッズはこれからも、子どもたちの可能性を引き出せるプロの教育集団であることを誓います。
先生、ありがとう。
あの一言のおかげで、僕は今“先生”をやっています。