購入して読んでみてください
おおしろキッズのすぐ近くにある世田谷公園。
世田谷公園の中に、子どもの“冒険遊び場”である「プレーパーク」があります。
そのプレーパークの開設に携わった天野秀昭先生が書いた“「遊び」の本質”という本が、とても勉強になりました。
子育て中の保護者の方、そして、教育関係者には全員に読んでいただきたいオススメ本です。
天野秀昭先生は、著書の中でこう述べていました。
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〜ほめることの裏にある「なってほしいこども像」〜
「ほめて育てる」ことが推奨されています。遊び場でずっとこどもの傍らに立ってきたぼくは、じつは、ほめることにはとても慎重です。
「こうあってほしい」という、自分にとっての「いい子」の姿をしたときに、きっと大人はほめるのでしょう。
ほめることは、自分が「なってほしいこども像」の裏返しである可能性が高い。その子はその子として生きられたらいい、そう思うぼくは、自分のなかにある「なってほしいこども像」を危険視してきました。
だから、ほめることには慎重なのです。「よくできたね」は、ある面、呪いの言葉です。「できること」に価値があると教える可能性があるからです。
できてもできなくても、本人がそれに興味をもってなにかを始める、挑戦する、それ自体に価値があるのです。
でも、なにかができて本人が喜んでいたら、もちろんいっしょに喜びます。「よかったねぇ!」と。
こどもは、ほめられることが好きです。自分だけでは生きていけないので、相手からかわいがられる必要があります。そのため、相手が望む自分になろうとしています。
ほめてくれるということは、それがかなった、つまり自分のいのちが保障されたことを意味します。
それが必ずしもいけないとまではいいませんが、その環境ばかりだと、こどもは相手に認められることを優先して自分の行動を決めるようになります。
そのとき、自分がなにをしたいのか、を失います。その自分が破綻してくるのが思春期ごろです。
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これ以外にも、なぜ子どもにとって「遊び」が重要なのかを詳しく解説していました。
ぜひ、この本を読んでご家庭でも実践してみてください。
すべての大人に超オススメ本です!!!
https://onl.bz/9gP5pH7