2022.05.08

母の顔が見たい



あなたは、世界で大活躍している日本人ピアニストの「辻井伸行さん」をご存知でしょうか。

伸行さんは、生まれつき目が見えません。


母親である「辻井いつ子さん」は、息子が誕生して視覚障害があることが分かった時、ショックで絶望の淵に立たされました。

「この子は生まれてきて幸せなのだろうか」とすら思ってしまったそうです。


しかし、伸行さんが生まれて8ヶ月が経った頃のことです。


家でショパンの「英雄ポロネーズ」という曲をかけると、伸行さんが全身でリズムをとりながら、その曲に合わせて足をバタバタさせていました。

それは、偶然ではなく、同じ曲であっても演奏家が異なると、反応も違うことに、いつ子さんは気が付いたそうです。


その時、「この子には音楽の才能があるに違いない!」と確信し、そこから、親子で様々な試練を乗り越え、プロのピアニストになりました。


母親である「いつ子さん」は、どんな時も息子のことをずっと信じ抜いたのです。


辻井伸行さんの夢は、「命をくれた母の顔を一度でもいいから、この目で見ること…」


本日は母の日。

すべてのお母様に感謝です。


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