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子どもに掛ける言葉を変える

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これまで10年間、僕は多くの子どもたちと出逢って来ました。
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そして、たくさんの失敗を通して、学ばせていただきました。
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以前、まだまだ指導者として、未熟者の僕は、よくこんな言い方をしていました。
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廊下を走っている子を見かけては、「廊下は走らないよ！」と、毎回伝えたり、
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子どもたちが騒がしい時には、「うるさい！」と、怒っていました。
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しかし、子どもたちは全然こちらの言うことを聞かないのです。
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それもそのはずです。
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僕は、やめて欲しい行動ばかりを伝えて、正しいあるべき行動を子どもたちに示していなかったのです。
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そんなことも分からない僕でした。
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指導力のある先生は、こんな言い方をしていました。
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「廊下は歩きましょう！」や、「静かにお友達の発表を聞きましょう！」と。
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すると、子どもたちの行動はどんどん正しく良い方向に進んでいっていました。
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それから僕は、実際の現場で、子どもたちが自ら動いてしまう言葉掛けの研究をすることにしました。
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これからも、まだまだ研究を続けていき、子どもたちに言葉で魔法をかけ続けられる先生でいます。
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