僕の命は、高校1年生の夏、終わっていても、おかしくはありませんでした。
実は、僕。
15歳の時に頭の手術をしています。
当時、高校1年生。
やんちゃな野球部でした。
そう。
あの日は、まだまだ残暑が残る、9月。
暑い中、バッティング練習をしていました。
バッターが打ちやすい球を投げる、バッティングピッチャーをやっている時です。
カキーン!!!!!!
先輩の打った球が、勢いよく僕の頭に直撃しました。
練習時、バッターとピッチャーの距離は、約10メートル。
金属バットで、打った球が1秒数える前に頭蓋骨へ。
急に頭を強く殴られたような感覚でした。
僕は、スローモーションのように、ゆっくりグラウンドへ倒れます。
「ドクドク、、、ドクドク、、、」
心臓の音が響きます。
「大丈夫か!!!」
「おい!!意識はあるか!!!!」
チームメイトが慌てて駆け寄ります。
「……」
十数秒間の沈黙を経て、
「だ、大丈夫です…」
意識を取り戻し、目を覚まします。
「おい、大城、本当に大丈夫なのか!!!」
チームメイトに肩を組まれながら、ベンチまで歩きます。
その日は、学校の会議でたまたま監督が不在で、生徒だけで練習をしていました。
僕は、その日、残りの2時間の練習を見学し、そのまま自転車に乗って家に帰ります。
家に帰ると、母は頭を見てびっくりです!!!
頭が2つあるのではないかと思うほど、大きなタンコブが出来ていたのです。
「のぞむ、早く病院行って診てもらわないと!!!」
母は、ものすごく慌てています。
タクシーに乗って、近くの病院へ行きました。
レントゲンを撮ると、、、
お医者さんに、
「頭蓋骨陥没骨折です。
これは、明日の朝、緊急で手術しなければなりません。それと、ボールが当たった衝撃で脳にも傷があり、出血しています。」
「頭蓋骨陥没???」
「明日、手術???」
「脳に出血???」
もうパニックです。
僕の頭は、
「え??」
「頭の骨が折れてるの??」
死んでしまうかもしれない。
そんな不安でいっぱいになりました。
次の日の朝。
手術台の上で、全身麻酔の注射をし、たくさんのライトを浴びながら、僕は意識を失いました。
……
何時間か経過すると、
麻酔が切れて、目を覚ますと、手術は終わっていてベッドの上でした。
一瞬
「自分は何者??」
「なんでここで寝ているの??」
「どうして、体にこんな管がついているの?」
状況がわかりませんでした。
そして、記憶が蘇り、頭の手術をしたことを薄っすら思い出しました。
「生きている…」
「俺は、まだ生きている…」
「命が助かった…」
手術の影響で、体中が痛かったですが、安心したのを今でも昨日のように覚えています。
僕は、頭に衝撃を与えないように、安静に6ヶ月間を過ごしました。
その後、野球部にも復帰し、幸いなことに、なにひとつ後遺症もなく、十数年経った今でもこうして元気に暮らしています。
僕は、見えない何かの力によって、今なお生かされています。
僕には、「今、生かされている理由」があります。
僕には、「人生の使命」というものがあります。
それは、世界中すべての人々が、「自分に生まれてくることができて良かった」と思える社会を創造することです。
そのために、キッズフォーユークラブという世界一の体操教室をやっています。
もちろん、僕自身にも辛いことや、苦しいことや、悲しいことがたくさんあります。
しかし、それ以上の、感動や嬉しさがあります!!!!
僕は今、夢の中で生きています。
僕の人生、今終わっても、悔いはありません。
そのぐらい毎日、全力で「今」を突っ走っています!!
これからも、与えられた命をすべて使い切って、一生を終えます。
そんな強い気持ちで毎日、楽しく仕事をしています。
今、目の前にいるお客様にさらに喜ばれるよう、これからも精一杯やっていきます!!
キッズフォーユークラブは会員の皆様の支えによって、そして、温かい応援によって、創られています。
人生、生きているだけで丸儲けです!!
僕たちが生きている今日という日は、昨日、亡くなった方がどうしても、生きたかった日であります。
あっという間に人生は、終わってしまうはずです。
僕は、これからも果敢にできそうにないことに挑戦していきます!!
失敗してもチャレンジし続けます!!!!
かっこ悪くても、たとえ他人に笑われても、やり続けます。
これからも、毎日自分の想いを発信していきます!!
本当にいつもありがとうございます。
皆様のおかげさまです。
「感謝」 大城望